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2021.7.5

社会リハビリテーション論⑪

第11回社会リハビリテーション論の講義は、「高齢者福祉と社会リハビリテーション」というテーマで行いました。担当は、水上然です。

今回の講義では、以下の内容を取り上げました。

① 日本の高齢化の現状
② 平均寿命と健康寿命
③ 高齢者を取り巻く社会環境の変化
④ 認知症について
⑤ 認知症にやさしいまちづくり

 まず、日本の高齢化の現状についてお話ししました。戦後の昭和20年代に生まれた第1次ベビーブームの世代が2015年に65歳を迎えました。2025年には、その方々が75歳になり介護や医療の必要性が高まります。これは2025年問題と言われており、それまでに社会の高齢化に対する準備を進めていく必要があります。
 次に、平均寿命と健康寿命についてお話しました。日本は平均寿命と共に健康寿命も延びており、高齢者が活躍できる社会でもあります。
 高齢者を取り巻く社会環境の変化については、「人口高齢化の地域間格差」「家族形態の変化」について主にお話しました。都市部での高齢化や、婚姻率の低下もあり配偶者をもたない子が介護者になる「シングル介護」の問題などが課題になっています。
 認知症については、認知症の人のこころの理解や認知症の人の支援の原則などをお話ししました。認知症サポーターの養成や本人ネットワークなど、認知症にやさしいまちづくりが大切です。
 高齢になっても、いきいきと暮らせるまちづくりを目指していきたいものです。

                               (文責:水上 然)                                                                                                                                                                       

神戸学院大学 総合リハビリテーション学部 社会リハビリテーション学科(※神戸学院大学総合案内ページへリンクします)

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