2021.6.28
社会リハビリテーション論⑩
社会リハビリテーション論10回目の講義は、「障害者福祉・当事者性と社会リハビリテーション」と題して、藤田裕一が担当しました。
まず、福祉国家である日本では、障害者福祉の制度も障害者総合支援法はじめ、障害者の生活にとって有難いが、サポートを受ける際の時間や条件など「ルール」が細かくあり、かゆいところには手が届きにくく、例えば急に困った時などには不便なこともあることをお話ししました。その上で、障害者福祉の制度にも「障害者当事者の声を活かしたものにする」ことが大切ということを説明しました。
そのためには、障害のない人が障害者の当事者のことを理解する必要があり、「当事者性」がポイントであることをお話ししました。当事者性とは、「当事者でない人がどれくらい当事者のことを理解しているか、そして互いに理解し合おうとしているか」であり、例えば障害のない人が障害のある人のことを「想像力」をフルに働かせて理解する、理解しようとすることはできるのではないか、というお話をしました。
その上で最後に「社会リハビリテーション」が含む意味の一つは、「全ての人がその人らしく生きることができるようにする」ことであるとお話しし、それを一歩ずつ実現させるためにも「当事者性」の視点が大切なのではないかと締めくくりました。
(文責、藤田裕一)
まず、福祉国家である日本では、障害者福祉の制度も障害者総合支援法はじめ、障害者の生活にとって有難いが、サポートを受ける際の時間や条件など「ルール」が細かくあり、かゆいところには手が届きにくく、例えば急に困った時などには不便なこともあることをお話ししました。その上で、障害者福祉の制度にも「障害者当事者の声を活かしたものにする」ことが大切ということを説明しました。
そのためには、障害のない人が障害者の当事者のことを理解する必要があり、「当事者性」がポイントであることをお話ししました。当事者性とは、「当事者でない人がどれくらい当事者のことを理解しているか、そして互いに理解し合おうとしているか」であり、例えば障害のない人が障害のある人のことを「想像力」をフルに働かせて理解する、理解しようとすることはできるのではないか、というお話をしました。
その上で最後に「社会リハビリテーション」が含む意味の一つは、「全ての人がその人らしく生きることができるようにする」ことであるとお話しし、それを一歩ずつ実現させるためにも「当事者性」の視点が大切なのではないかと締めくくりました。
(文責、藤田裕一)